決算委員会で質問しました

10月12日、本日は決算委員会で都市整備領域でした。

杉田委員、飯塚委員と3人で公明党を代表して、質問しま

した。

質問概要は以下の通りです。

22年度 決算委員会質問(都市整備) 原稿  高久 則男

【1】公園の安全確保

先日、ある方から公園の安全確保の相談がありました。その公園は羽根木にある羽根木2丁目公園で、形は、袋小路になっており、学校関係者からも児童が一人では遊ばないようにといわれているような公園であります。私も現地はよく通行しますが、入口も狭く(2メートルくらい)、全くこの奥に公園があるのも分からないような場所にあります。(この公園は広さ706㎡)

小学校に通学させている父兄さんからは、なんらか安全確保はできないものかとの要請を受けております。

質問1、このような安全確保の必要と思われる公園について、区の見解をお聞きいたします。

質問2、この公園ばかりではないかも知れませんが、例えば、犯罪抑止として、防犯カメラを設置できないかとか思いますが、区の見解を伺います。

先日、代沢のせせらぎ公園を夜、通りかかったときに、公園内の街灯が根元からおれているのを目撃しました。怪我人とかはなかったのは幸いでしたが、公園の遊具やベンチなどの老朽化による破損は、そこに来れれる方々の事故につながりかねず、しっかりした、整備が必要と思います。

質問3、世田谷区では平成21年度から平成23年度までに老朽化した公園遊具の集中更新による安全性向上の施策を実施しておりますが、現状と今後の予定についてお聞きいたします。

【2】緑道の整備

最近、私は、近くの北沢川緑道や烏山川緑道を散歩したり、ジョギングする機会があります。特に北沢川緑道は幅も広く、朝、昼、夜と多くの人が、散歩、ジョギングされているのが見受けられます。

犬の散歩のひともいればマラソンしている人や散歩など様々ですが、緑豊かな緑道は世田谷区にとっては貴重な緑の資源であり、しっかりと整備していくことが望まれます。

また、区民の介護予防や健康増進にもこの緑道は、非常に大切な財産であります。

質問4、烏山川緑道で太子堂小学校の先から環七のあたりまでところどころ緑道は補修の必要なところがありますが、この辺の整備予定は、どのようになっておりますか。

将来的には緑道をつなげる計画、例えば北沢川緑道と烏山川緑道をつなげるようなことができれば、つながる緑道として世田谷の新たな魅力としてアピールできるのではないかと思います。

質問5、介護予防で散歩することに加えて、健康増進器具で健康的な体操をできるようにすることも必要でありますが、今後の予定についてお聞きいたします。

【3】ヒートアイランド対策

気象庁によりますと東京都の年平均気温は、この100年で約3度上昇したと言われております。近年、二酸化炭素やメタンなど、いわゆる温室効果ガスの増加による地球温暖化が懸念されております。

今年の夏はとにかく、異常な暑さでした。東京都では35度以上の猛暑日が連日つづき、クーラーをかけっ放しの家庭も多かったに違いありません。そとに出るのにも、路上などでは灼熱の様相でこの地球温暖化対策をしっかりしていく必要性を痛感した夏でありました。

さて、ヒートアイランド現象の緩和政策としては、例えば太陽光発電とか、電気自動車とか壁面緑化や屋上緑化、道路舗装、打ち水、省エネ家電など手法はたくさんありますが、緩和対策の一つとして道路の表面温度をあがるのを抑える遮熱性舗装や保水性舗装が挙げられます。

遮熱性舗装は、舗装の表面に遮熱材というものを塗布して、太陽の熱と光を反射させることにより、昼間の舗装の路面温度の上昇を抑制するとともに、夜間における舗装からの放射熱を軽減する舗装です。また、保水性舗装については、雨の日に吸収した水分を晴れた日に蒸発させ、気化熱を奪うことにより、道路に水をまいたときと同じようにして、道路の表面温度を低下させることができます。

質問6、遮熱性舗装、保水性舗装は、現在どのくらい実施されていますか。

質問7、1平米あたりのコスト、どのくらい温度を下げる効果がありますか

世田谷区の土地の多くの部分は道路と言われております。この道路部分をすべて遮熱性舗装すれば相当効果はでるのでしょうが、昨今の税収が大幅に減少している財政状況下ではどこまで進められるかは未知数です。

質問8、今後の遮熱性舗装、保水性舗装の推進についてお聞きいたします。

【4】高齢者住宅について

高齢者住宅についてお聞きいたします。

世田谷区では84万区民、誰もが喜びを感じ、いつまでも住み続けたいと感じるような「魅力あふれる安全・安心のまち世田谷」の実現のため、区民、事業者・行政との協働による住宅施策を進めております。

平成18年度からの5年間で、新たに取組むべき課題を見据えた見直しを行い、第二次住宅整備後期方針を打ち出しました。

この方針の中では、2010年度までの住宅整備目標として、高齢者・障害者の住宅整備が区の推進する住宅600戸、国、都が整備する住宅として500戸、民間と連携して整備する住宅として4800戸とあります。

質問9、この目標に対する現状はいかがでしょうか

世田谷区84万人の内、住居を自己所有の率は約40%であり、60%は賃貸マンションや借家などであります。その賃貸の中に都営や区営などの住宅も含まれますが、84万区民の中で公営住宅に入居できる割合は約2パーセントあまりで圧倒的に民間賃貸が多いのが実情であります。

民間主導の高齢者住宅としては高専賃、高優賃などがありますが、土地コストが高いことで、都市部における、高専賃、高優賃には、家賃設定が高く、低コストでの入居ができないようであります。

先日、品川区の高専賃を視察にいきました。これは、小学校の統廃合で空いた小学校に保育園と高専賃の併用の複合型の施設を整備したものでありました。ここの土地建物のコストは無料とのことでありましたが、それでも家賃は十数万円代であります。

質問10、高齢者専用賃貸住宅で低所得者の方が入居可能な手法はないものかお聞きしたいの。

今後、国有地や都・区有地などの定期借地権などの新たな手法を利用したり、介護施設との複合した施設整備を行うなどして、コストを抑える手法を検討願います。

2008年の「住宅・土地統計調査」によると、総住宅数5759万戸に対し、空き家は757万戸。全体の13㌫その内訳のうち賃貸用が413万戸で空き家の過半数は供給可能な住宅であります。このような民間の賃貸住宅を借り上げる方法で、高齢者住宅の供給不足に対応する方法もあるとおもいます。

質問11世田谷区では、民間住宅の活用、特に空き家を活用した高齢者の居住支援策を推進することが重要になってくると思います。空き家の活用による高齢者居住支援ついて見解をお聞きいたします。

【5】世田谷代田駅と東北沢駅のまちづくりについて

小田急線の連続立体交差事業に関連した駅周辺街づくりについて、ご質問させて頂きます。今年の7月には、東北沢駅、下北沢駅、世田谷代田駅について、小田急より駅舎計画が発表されております。また、小田急線上部利用につきましても、検討委員会より、取りまとめが出まして、具体化が進んでいる状況であります。

 さて、区では東北沢駅、世田谷代田駅の2駅について、今年3月に駅前広場計画を作成しておりますが、今後の整備に向けた取り組みについてお聞きいたします。

質問12、まず、東北沢駅の駅前広場計画については、補助26号線に面しており、現在事業中ですが、計画的な整合性はとれているのか、また、調整はどのように行っているのかお聞きいたします。

次に世田谷代田駅周辺街づくりについてである。

質問13、駅前広場においては区域とかロータリーの形式等は決まりましたが、駅改札と環状7号線側の道路との間の高低差は約1.5から2mあり、どのように整備を進めていくのか検討の進め方とスケジュールについてお聞きいたします。