第4回定例会で一般質問にたちました。

今回の質問通告の議題は

1、空き家対策について

2、子育てステーションについて

3、ヒートアイランド対策について

以下質問概要を添付いたします。

平成22年第4回定例会一般質問原稿  高久 則男

質問通告に基づき順次質問いたします。

最初に空き家対策について質問いたします。

先日、区民の方から相談をいただきました。それは、相談者の隣地に空き家があり、その状態で永年放置されていることにより、雑草が生い茂り、ごみも捨てられ、防災・防犯上危険であり、また、衛生上もよくなく、対処できないものかとの相談でありました。

早速、私は現地調査に行って参りました。家はまさしく廃墟になっており、放火されないか心配になるありさまでした。所管と協議しましたが、原則は私有財産に対しては不介入の原則があり、区側でも所有者に連絡は取っていただき、空き家の適正な管理を要請していただきましたが、所有者側の事情もあって状況は改善されないまま現在に至っております。その方以外からも同様な相談はいただいておりますが、一向に改善されない状況であります。

現在、世田谷区には、同様な空き家は相当数あり、管理状況について近隣の方からいろいろと区に苦情がよせられているようであります。

空き家になる原因としては、例えば、居住していた方が亡くなり、相続人が引き続き居住しないケースや、相続係争中のケース、売却に出しているが、買い手がつかないケースなど様々です。

しかし、安全安心のまちづくりの観点から、空き家が老朽化してくると台風などの自然災害時に、倒壊の危険性や害虫の発生による近隣への被害の恐れもあります。また、放火の危険性や犯罪の温床にもなりかねません。

そうした中、埼玉県所沢市では今年、10月1日から「空き家等の適正管理に関する条例」を施行しました。この条例は全国でも珍しく、注目されております。同条例は空き家などが管理不全な状態になることを未然に防ぐことにより、市民生活の環境保全および、防犯のまちづくりに寄与することが目的とされております。そのため、所有者には空き家の適正な管理を義務付けるとともに、市民へも空き家に関する情報提供を求めております。

具体的には所沢市は空き家の実態調査を行い、管理不全と判断すれば、所有者へ手紙や電話などで助言や指導・勧告を行う。これに応じなければ、必要な措置を講ずるよう所有者へ命令。それでも改善されなければ、市によって空き家の名前や連絡先を公表し、最終的には警察などの関係機関と協議し、撤去を依頼することもできるものであります。

この条例は、10月に施行されたばかりであり、今後の推移を見守る必要があろうかと思いますが、空き家の管理に対して行政が大きく踏み込んでいる点では、注目される条例であります。

ここで二点お聞きいたします。

まず、最初に世田谷区においては、区民からの空き家に対する相談の中で、具体的にどのような声が寄せられているかお聞きいたします。

二点目に、予防型行政を推進する上で、世田谷区において、防災上の観点から空き家の適正管理を考えていかなかければなりません。今後、空き家の適正な管理をどのように取り組んでいくのか見解をお聞きいたします。

 

次に、子育てステーションについてお聞きいたします。

子育てステーションは利便性の高い駅前に設置する「あそび」「相談」「あずかり」「ほいく」の4つのサービスを集中させた多機能型の子育て支援拠点施設です。

世田谷区では、今年4月に5つの総合支所内に一箇所ずつ子育てステーションが整ったことは、大きな成果であり、大変評価いたします。

先日、私は子育てステーションの一つに訪問してまいりました。そのステーションの「おでかけひろば」ではたくさんの親子が利用しておりました。事業者のかたからの説明では親同士が情報交換できるようにしたり、新しいお友達を作れるようにしたりと、子育て相談、情報提供、親子で楽しめるお話会やバースデイパーティーなどイベントなどを企画しておりました。また、ほっとステイでは、事前登録制になっておりますが、約500名の事前登録があるそうです。ほっとステイを利用することで、在宅で子育てする上で、この施設は大変重要であると認識しております。

以前より我が会派は、子育てステーションの全駅展開を求めてまいりました。しかし、保育園整備を最優先に進めている状況下では、すべての駅に設置というのもなかなか難しいのは現状では理解できます。しかし、在宅の子育てをしっかり進めていくことも、東京一子育てを標榜する世田谷区には必要な施策であることは間違いありません。区として、保育園整備にあわせて、今後は、例えば、駅近の保育園プラスおでかけ広場、保育園プラスほっとステイなどの形態も有効ではないかと思います。

ここで二点質問いたします。

一点目は、子育てステーションの現状、特に「おでかけひろば」「ほっとステイ」の利用状況についてお聞きいたします。

二点目は、今後の子育てステーションは、下北沢駅、明大前駅、二子玉川駅などの主要駅から優先的に整備されることを要望いたします。また、23年度以降、保育整備が予定されている東北沢駅前の国有地などの予定地に併設して子育てステーションを整備していくことも提案いたしますが、今後の子育てステーションの展開について、区の見解をお聞きいたします。

 

最後にヒートアイランド対策についてお聞きいたします。

私は、先の決算特別委員会でヒートアイランド対策の一環として、遮熱性舗装についてお聞きいたしました。遮熱性舗装は道路舗装の表面に遮熱材を塗布し、太陽の熱と光を反射させることにより、昼間の舗装の路面温度の上昇を抑制するとともに、夜間における舗装からの放射熱を軽減する舗装であります。効果は実験によりますと道路の表面温度を8℃下げる効果も出ており、環境負荷低減効果がでております。区としても主要生活道路や駅周辺の道路を中心に、国の交付金等を活用しながら、道路の新設や改良に併せて、遮熱性舗装などの配慮した道路整備に取り組んでいくとのことでありますが、区民に世田谷区で推進しているこの遮熱性舗装の効果を宣伝周知していくことによって更にヒートアイランド対策を推進できるのではないかと思います。

道路の遮熱性舗装ばかりではなく、住宅への遮熱性塗装(高反射率塗装)もヒートアイランド対策の一環として非常に注目を集められております。

特にこの夏は猛暑日が続き、アパートの最上階に住んでいる方から屋根の温度上昇に伴う室内温度の上昇で相談をいただいております。すべてのアパートに遮熱性塗装を行政が施行するわけにはいきませんが、区営住宅などから遮熱性塗装を実施することは今後のヒートアイランド対策になると思います。

現在、全国で住宅の遮熱性塗装に対する助成が行われております。東京23区では、新宿区、墨田区、品川区、北区など11区でも住宅に対する遮熱塗装助成が実施されております。例えば新宿区では材料費の全額(補助上限50万円)、北区では1平米当たり1千円(限度額10万円)と各区ばらつきはありますが、北区では22年度の4月から10月までの実績は約50件の申し込み実績があるとのことです。世田谷区にはこのような遮熱性塗装助成事業はありませんが、今後、高齢者のみの世帯や障害者世帯についてもなんらかの遮熱性塗装の助成事業を検討すべきことを提案いたします。

ここで三点お聞きいたします。

一点目に、遮熱性舗装道路と一般道路の温度の違いを区民に認識できるようにそれぞれの表面温度を比較した温度計を設置してはいかがかと思いますが、区の見解を聞きます。

二点目に、区営住宅などに遮熱性塗装を行うことに対する区の見解をお聞きいたします。

三点目に、高齢者世帯の住宅や障害者世帯の住宅に対する遮熱性塗装助成事業に対する区の見解をお聞きいたします。

以上で壇上からの質問を終わります。