不育症の治療が前進

不育症とは、妊娠はするが胎児が育たず、流産や早産を繰り返し、生児が得られないことを言います。厚生労働省の数字では不育症と見られる流産2回以上の人は6%いるとの報告があります。現在、検査と治療によっては85%の不育症患者が出産にたどり着くことがわかっております。私はその上で世田谷区での不育症治療に対する支援を議会で訴えてきました。
今日、国の中央社会保険医療協議会において、不育症の治療(自己注射薬)に使われる「ヘパリンカルシウム製剤」について在宅自己注射の保険適応が承認になりました。不育症予防のヘパリンは1日2回の注射が必要で、毎日の通院は困難で、自宅で打つのが一般的であるようです。自己注射は保険適応外で月5万円程度かかり、妊娠中投与を続ける人も多いとのことです。
公明党でも不育症対策に全力で取り組んでおり、今回の保険適応は、大きな朗報になりそうです。