本日、午後より一般質問で登壇しました。質問時間は10分です。

3項目について質問しました。

①補助54号線の整備について

②音楽専用ホールについて

③公共施設での木材活用について

以下、質問概要を掲載いたします。

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【1】補助54号線の整備について

区長招集挨拶において、区長は「54号線については、1期工事の進捗を踏まえ、より丁寧に事業を推進するために、2期、3期区間は、優先整備路線からいったん外し、当面、1期工事に全力をあげながら、2期3期区間の今後の事業化に関して、工事手法等について調査を進め、住民参加を含む検討を進めると」しております。

補助54号線の整備は、交通機能の確保、防災機能の確保、広域生活拠点としての基盤整備、福祉的環境整備の促進、居住環境機能の確保、地区計画などとの連携等の考え方、目的で整備されてきました。

今回、補助54号線の二期三期工事を優先整備路線から外したことは、実質的に、道路交通ネットワーク機能の完成を遅らせることになり、災害の拡大防止、防災機能の向上が遅れるなど、下北沢周辺地域の街づくりは大きな損失となってしまうと懸念いたします。

特に、防災機能の確保という観点から、優先整備路線から外したことは極めて大きな問題であります。以下その理由を説明します。

現在、首都直下型大地震が来る可能性は向こう30年で約70%とされております。

下北沢周辺は、近くに北沢、大原地域の木密地域を抱え、若林、太子堂、三宿など木密地域に代沢をはさんでつながっている地域で、災害上、極めて危険な地域であります。

広域避難所は近くになく、地域の公園の整備率も極めて低い地域でもあります。

私は、災害対策としての緊急輸送道路、延焼遮断帯、避難経路として下北沢の補助54号線は重要な道路であり、この空間を失えば、将来にわたり下北沢の防災上の道路・空間を確保することは極めて困難になるものと思っております。

一刻も早く54号線を整備し、災害に対しての最大限の備えをすることこそ、下北沢周辺の住民、下北沢への来訪者の生命を守る上で必要なことと確信します。

区長には、地域住民の生命と財産を守る意味を強く考えていただき、54号線二期三期区間を優先整備路線に戻し、早急に整備を進めることを求めるものであります。

ここで3点質問いたします。

一点目に、何故、優先整備路線から外したのかとの昨日の我が会派からの代表質問に対し、区長答弁では、今までの答弁と変わらず納得できません。再度答弁を求めます。

あわせて、優先整備路線から外しながらも着実に整備は進めるとのことですが、区長の考える優先整備路線の優先とはどういう意味なのかお聞きいたします。

二点目に、区長招集挨拶では一期工事に集中するとのことですが、残り約8割をいつまでに、どのように100㌫実施していくのかお聞きいたします。

また、2,3期工事は向こう10年間でどこまで完成をみる決意なのかお聞きします。

三点目に、現在、下北沢地域の住民の広域避難所は、駒塲東大、駒場野公園になり、54号線の二期工事区間が広域避難所への避難経路になります。今回、優先整備路線から外されたことは、道路整備を遅らせることにもつながり、住民の安全を確保する上では極めて問題であります。区の見解を伺います。

 

【2】音楽専用ホールについて

音楽には、直接、人間の心に語りかける不思議な魅力があります。この魂と魂の共鳴には、時代を超え、距離を超え、民族を超え、人々の心と心を結びゆく力があり、そうした文化の交流こそ、人々が互いの偏見や過去の憎悪を乗り越え、平和な社会を創出する上で、重要な役割を果たせるものであります。

先日、会派で墨田区の「すみだトリフォニーホール」の視察に行ってきました。

墨田区では、昭和60年に蔵前から両国に国技館が戻る際に、国技館で区民5000人の第9のコンサートを開催しました。そこから「すみだトリフォニーホール」の建設構想はスタートしたとお聞きしました。

その後、音楽を軸に墨田区の地域文化の向上と活性化を図ることを目的とした「墨田区音楽都市構想」が提言され、平成9年同ホールは完成しました。

以来、音楽専用ホールとしての明確なコンセプトを持ち、日本を代表するホールになっております。

国内外の著名なアーティストによる区民への音楽提供、音楽を通した国際交流の推進。また、児童生徒に対する音楽教育の充実、区民音楽祭等ホールを拠点とした音楽に触れあう機会も区民レベルで醸成されております。

さて、世田谷区では平成18年に世田谷区文化及び芸術の振興に関する条例を制定しました。その中で、すべての区民が文化及び芸術に触れ、文化的な環境を享受し、文化及び芸術に関する活動に取り組むことができるようにすることが重要な使命であるとされております。

文化芸術を創造し、育成していくうえで、一流の文化人が数多く居住する世田谷区において、「文化都市せたがや」をさらに推進させていくためには、文化活動の環境整備は必要不可欠であります。

そのうえで、私は、一流の音楽を区民に触れていただく機会の提供、表現できる場の提供のために、本格的な拠点つまり、音楽ホールの整備が必要であると認識いたします。

外国の諸都市との国際交流の推進、また、高齢者、障害者、児童生徒等区民への音楽活動の充実を図るうえで、世田谷区の中核的拠点となる公設民営の音楽ホールの整備を求めます。見解をうかがいます。

 

【3】公共施設での木材活用について

昨年12月に福島県会津若松市のバイオマス発電所の視察に行ってきました。

この発電所は、山林未使用材を木質バイオマス燃料として長期的かつ継続的に使用することで、二酸化炭素排出量の削減や森林資源の有効利用だけでなく、電力の安定供給と地域林業の活性化及び森林の持続的な再生という資源循環型社会の実現を目指しておりました。

国では平成32年までに木材自給率50㌫を目指し、平成22年に「公共建築物木材利用促進法」を制定しました。国の基本方針を受けて、47都道府県では全て「公共建築物における木材の利用促進に関する方針」を策定済で、23区では港区、江東区が策定済であります。

港区では、関係する交流自治体と、それ以外の自治体にも声かけて現在75の自治体と木材の利用協定を結んで、協定自治体から優先的に木材を購入しているとのことです。

世田谷区では、木材利用により、地球温暖化の防止、国土保全、森林再生、原産地域の林業・経済の活性化への貢献を始め、木の価値や健康・癒し等を高め、区民への快適な生活空間の提供が期待されます。

ここで4点質問いたします

一点目に、世田谷区は、環境面から温暖化防止、CO2削減等のために木材活用を推進することについてどのように考えているのかお聞きします。

二点目に、木材は品質、工法などによってかなりコスト面の違いがあるといわれております。区の検証している木材のコストパフォーマンスについて伺います。

三点目に、環境共生都市世田谷をめざす当区として、公共建築物における木材の利用促進に関する方針を早期に策定し、その中に木材使用目標値を設定していくべきと考えますが、見解を伺います。

四点目に、具体的な木材活用においては、先般、川場村と木質バイオマス発電による自然エネルギー活用による発電事業に関する連携・協力協定を結びました。

川場村では製材工場を立ち上げ、製材事業から発生するチップを用いたバイオマス発電を行うと同時に製材を産出することになります。

この川場産材を世田谷区の公共施設で使用できるように木材利用の協定を締結すべきと提案いたします。区の見解を伺います。