本日、第4回定例会の一般質問で31番目で登壇しました。
質問は以下の3点です。
1.がん対策の推進について
2.防犯カメラの設置について
3.池尻・三宿地域から下北沢への南北公共交通の強化について

以下、質問概要について掲載いたします。

質問通告に基づき順次質問いたします。
1、初めにがん対策の推進について伺います。
世田谷区では平成27年に「がん対策推進条例」を制定、それに基づき「がん対策推進計画」を策定し、「がん予防の推進、がんの早期発見の取り組み、がんに関する教育・啓発の推進、がん患者や家族への支援の充実」を4つの柱としてがん対策に取り組んでおります。
がん検診受診率向上に向けては、平成24年度以降、大腸がん検診の特定長寿検診との同時受診の導入、肺がん検診の受診要件の緩和、女性のがん検診個別勧奨の年齢要件の拡充など区民が受診しやすい環境整備を行ってきたとのことですが、例えば、胃がん検診受診率は区の目標15.8%に対し現在の受診率は7.0%、大腸がんは28.9%の目標に対し17.3%、肺がんは24.5%の目標に対し17.3%、子宮頸がんは34.9%に対し21.7%といずれも目標受診率に対し大幅未達成で、23区内でも受診率は下位に低迷している状況であります。
一般的に、がん検診の受診率を向上させるためには、がんに対する知識やがん検診の理解を深めることや、個別受診勧奨による「きっかけの提供」をつくることが重要といわれております。
平成23年に実施された世田谷区の胃がん検診の意識調査では区から受診案内があれば検診を受けようと考えている人は実に68%もおり、今後、個別受診勧奨の精度をいかにあげれるかが重要な鍵になるものと考えます。
個別受診勧奨の取り組みですが、世田谷区では平成23年度に民間事業者のノウハウを活用して①受診の必要性②手続き方法③自己負担額の明記など、わかりやすくデザイン化した効果的な個別勧奨方法により胃がん検診率が11.4%アップできたと聞いております。
他自治体での取り組みでは、例えば視察に伺った八王子市では、大腸がん検診と特定健診のセット受診を促すために、特定健診の前年度受診者に、大腸がん検査キットを同封し検診率アップにつなげ、2014年度のセット受診率は前年度に比べて28.3%増の66.1%になったとのことでした。
また、同市では胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんなど特定の年齢層に無料クーポン券を配布。さらには、個人の健康診査、がん検診受診状況に応じたオーダーメイドの個別勧奨案内を送付して成果を収めておりました。
ここで2点質問いたします。
一点目に、世田谷区では胃がんや乳がん検診など個別受診勧奨はどのようなターゲットにどういう目的で実施しているのかお聞きいたします。また、その受診勧奨の実施により、どれだけ受診率向上に繋がっているのか。またその費用対効果はどのように認識しているのかお聞きいたします。
二点目に、八王子市では、現在ソーシャルインパクトボンド(SIB)という成果報酬型官民連携モデル事業でがん検診に強い民間企業のノウハウを活用し検診受診率向上に取り組んでおります。
世田谷区においても民間活力を導入し、がん検診受診率向上に向けた取り組みを早期に推進すべきと考えます。見解を問う。
次にがんに関する知識の普及啓発について伺います。
がん対策推進計画の中では、がんに関する正しい知識の普及啓発が重要であるとしております。
その計画の中では、がん診療連携拠点病院等の情報や、生活習慣や環境要因等の予防情報、区の制度やサービス等の情報を集約するとして、区民や保健医療福祉関係者が利用しやすい形で「がん対策ポータルサイトの開設」を目指すとしております。
 開設に向けて、当区では先進自治体の取り組みを参考として、ポータルサイトの効果等を検証しつつ、段階的にがん情報の効果的な発信の仕組みづくりについて検討を進めているとのことですが、具体的にいつまでどのように開設していくのかお聞きいたします。
また、区立保健センターは平成32年度に梅ヶ丘拠点に移転することになりますが、がん検診、がん相談機能、がん患者や家族への支援、地域包括ケアの構築と在宅療養支援、就労と治療の両立支援等梅ヶ丘拠点でどのように機能強化を展開していくのかお聞きいたします。

2、次に防犯カメラの設置について伺います。
公園の近くにお住まいの方から「公園で死角となる場所があり、こどもを遊ばせるのに不安です。防犯カメラを設置してほしい」との要望をいただいております。
公園には多くの人が集まります。公園が危険な空間とならないためにも、公園の状況に応じた施設整備や植栽の改善や警察や地域住民によるパトロールなど防犯対策を強化していくことが重要と考えます。
その中で、特に犯罪抑止の観点からは防犯カメラの整備は非常に有効な手法であると考えます。
現在、区内の公園では自動販売機設置と合わせた手法で防犯カメラを設置しているのが15基、区で直接で設置しているのが2基であるとのことです。
しかし、他自治体においては、例えば荒川区では40の公園に約80の防犯カメラを設置しており、他にも板橋区や足立区、葛飾区等23区内でも多くの自治体で防犯カメラを設置しております。
ここで2点質問いたします。
一点目に、現在、区では、公園に5カ所17基防犯カメラを設置しておりますが、どういう理由で設置したのかお聞きいたします。また、公園への防犯カメラの設置方針、設置基準はどのようになっているのかお聞きいたします。
二点目に、公園において、マンパワーによるパトロールなどの防犯対策は重要でありますが、犯罪抑止の観点からは防犯カメラ整備は非常に有効であり、他自治体の取り組みを踏まえ、必要とされる場所には設置促進すべきと考えます。区の見解を伺います。

3、最後に、池尻・三宿地域から下北沢駅への南北公共交通の強化について伺います。
世田谷区では以前より、東西の公共交通に比べ南北方向の公共交通網が脆弱でその強化が指摘されております。
「世田谷区交通まちづくり基本計画」の中でも、「誰もが快適に安全・安心な移動ができる世田谷」を理念としてかかげ、南北公共交通の強化や公共交通不便地域対策に取組むこととしています。
さて現在、都市計画道路補助26号線の工事が行われております。
この工事区間は、三宿2丁目から代沢1丁目の淡島通りまでで、2021年2月下旬に完成予定です。
地元の方からは三宿から代沢間の補助26号線の道路工事完成後には「是非とも池尻・三宿地域から下北沢駅へのバス路線を通してほしい」との要望をいただいております。
現在、下北沢駅に向かうバス路線は三軒茶屋方面から茶沢通り経由の路線でしか運行されておりません。
今般の補助26号線の整備にあたっては、池尻・三宿地域から下北沢方面への南北公共交通の強化が図れる絶好の機会とも考えます。
ここで2点質問いたします。
一点目に、池尻・三宿地域から代沢1丁目区間の補助26号線の開通が2年後に迫るにあたり、区は下北沢駅への新規のバス路線導入や既存のバス路線の補助26号線を経由するルートへの変更をバス会社とともに検討を進めるべきと考えます。区の見解を伺います。
二点目に、下北沢駅前交通広場の整備についてですが、駅前交通広場と補助54号線の一期工事が完了された暁には、今までの発着点の北沢タウンホールから駅改札近くまでバス乗り入れ可能となり、鉄道へのアクセスは、今まで以上に良くなるものと考えられます。
その意味からも、一刻も早い駅前交通広場と補助54号線の整備を求めるものであります。区の決意をお聞きいたします。

以上で壇上からの質問を終わります。