本日は、決算特別委員会(都市整備委員会所管)で公明党を代表して質問に立ちました。約25分の質問でした。

1、ホームドアについて

2、北沢地域の防災街づくりについて

3、下北沢周辺街づくりについて

以下、質問概要を記載いたします。

23年度 決算委員会質問(都市整備) 原稿  高久 則男

【1】ホームドアについて

目の不自由な人が駅ホームから転落する事故が後を絶ちません。今年1月に続いて7月末にも、また、つい最近も全盲の方が線路に誤って落下し、死亡するという痛ましい事故が発生しました。日本盲人会連合会では「全盲者の3人に二人が転落経験あり」との調査もでております。視覚障害者の方はまさに、命がけで電車に乗っているのが現実ではないかと思います。

東京メトロは1991年開業の南北線から設置を始め、丸の内線と副都心線で設置を終え、現在有楽町線での工事を進めております。同社によれば、ホームドアを設置した駅では、故意ではない転落事故はおきていないとのことです。現在、全国で509駅で設置されておりますが、全体のわずか5%にとどまっております。

わが会派でも今年3月の予算委員会でホームドアの設置について設置促進を求めております。

区の答弁では、車両の長さ、ドアの位置などの関係、規格の問題、また、駅ホームの構造・強度の問題、スペースの問題、費用等の課題があり各事業者のホームドアの設置が中々進まないのが現状であるとの答弁で、区としても今後の動向を見ながら考えていきたいとのことでした。

質問1、まず、最初に質問いたしますが、世田谷区内でのホームでの転落事故はありますか。

国においては、昨今、鉄道駅のホームからの転落事故、列車との接触事故が多発しており、ホームドア等、転落事故の防止効果の高い対策の必要性が高まっていることを踏まえ、今年2月に「ホームドアの整備促進等に関する検討会」が設置されました。

今般、これまでの検討会の議論を踏まえ、中間とりまとめが発表になりました。

その中で、まず、転落防止対策の優先整備駅の考え方が示されました。視覚障害者からの要望が高い駅。そして、駅の利用者の多い駅が優先整備駅となりました。

転落防止対策の進め方では、利用者数1万人以上の駅では内方線付きの点状ブロック等の整備を可能な限り速やかに実施。また、利用者10万人以上の駅ではホームの状況等を踏まえ、ホームドアまたは、内方線付きジス規格対応の点状ブロックの整備を優先して速やかに実施と報告されております。

質問2、世田谷区で利用者1万人以上の駅は、いくつありますか。また、10万人以上の利用者のある駅はいくつありますか。

質問3、下北沢駅は10万人以上利用ですが、現在地下工事中ですが、ホームドアを設置できる環境には、有るのでしょうか。また、ホームドアの設置に向けての課題はどういうところにありますか。

質問4、同様に、三軒茶屋駅、二子玉川駅ではホームドア設置に向けての課題はどういうところにありますか。

質問5、下北沢駅では、平成25年に地下に線路が入る予定ですが、この時に併せて、ホームドアの設置を進める大きなチャンスと思います。小田急に働きかけて頂きたいと思っておりますが、いかがでしょうか

ホームドアの設置について、現在、国の補助制度があると聞いております。また、23年度より東京都はモデル事業として、3年間、小田急、京王の新宿駅、大井町線大井町駅のホームドア設置のモデル事業を行い、26年度から本格実施を目指しているとのことです。

モデル事業では、ホームドアを設置する場合のコストは、3分の1を国、事業者がそれぞれ負担し、東京都、区は6分の1の負担としており、都、区の上限は5000万円としています。

先日、9月28日の新聞記事に、ホームドアの位置が移動可能な新型ホーム柵の開発が進んでいて、2013年度にも商品化が可能との見出しでした。

このように電車ごとに異なるドアの位置に対応できるホーム柵が開発されれば、更に、普及は進むと思います。是非、この新型ホーム柵の導入を鉄道事業者と研究していただきいと要望いたします。

質問6、ホームでの飛び込み自殺者も後を絶ちません。この自殺者対策の観点からもホームドアの整備は重要な施策であります。多額の整備費用がかかるものでありますが、是非とも最優先の課題として取り組んでいただきたいと思うわけです。区の見解をお聞きいたします。

 

【2】北沢地域の防災まちづくりの取り組み

東京都は、おおよそ5年に一度「地震に関する地域危険度測定調査」を発表しております。直近では平成20年度の第6回調査があります。

その調査資料では、東京都で最も危険な町は、墨田区墨田3丁目とでておりました。先日、墨田3丁目に行ってきました。低層住宅と小規模な家内企業が並立する地域で、少し、通りから入ると行き止まりの袋小路も多いところでありました

平成20年度の6年前、平成14年度の第5回地域危険度調査では、世田谷区で最も総合危険度の順位の高い町名は北沢5丁目地域と大原1丁目地域でした。東京都で5000ぐらいある町、丁目で北沢5丁目は都内242位、大原1丁目は、都内316位でありました。しかし、この2つの町会は6年後の20年度の調査では北沢5丁目が総合危険度で726位、大原1丁目では971位と大きく好転できております。

質問2、北沢、大原のランクアップの原因はどのようなところにありましたか。

世田谷区では、これまでも災害に強い街づくりと、良好な住環境づくりを目標に都市の整備を進めてきました。特に、老朽化した建物が多く密集した地区では、密集事業などのさまざまな事業や制度を活用して道路・緑道と公園・広場の整備、建物の不燃化を進めております。

質問3、先ほどの北沢5丁目・大原1丁目地区と同じように北沢3、4丁目地区も世田谷区では密集事業地区とされておりますが、北沢3,4丁目地区の密集事業は現在どのようになっておりますか。茶沢通りの整備状況に併せてお聞かせください。

平成20年度の地域危険度の測定調査で総合危険度ランク4で357位になっている代沢5丁目地域であります。世田谷区では総合危険度の最も高い順位になっております。特にこの地域は消防庁の平成19年度の調査でも防水利の有効性、消防隊等の到達性、延焼危険度の3つの要素からなる災害時の消火活動の困難度が高いランクになっております。

質問4、東京都の調査結果を受け、代沢5丁目地域は、現在、区としてどのように取り組んでおりますか。

特に、代沢5丁目は下北沢駅に隣接している、地域であり、下北沢周辺の街づくりを含めて重要な地域であります。

 

【3】下北沢周辺街づくり

(1)最初に小田急線上部利用についてお聞きいたします。

世田谷区では、小田急線連立事業、及び、複々線化事業に伴い生じる、線路跡地の利用(上部利用)について区の考えをまとめております

先日、オープンハウスが、9月21日、23日、26日とそれぞれ開催され、私も行ってまいりました。

質問1今回、オープンハウスを持たれた経緯、また、オープンハウス開催の状況、意見などはいかがでしたか

小田急線上部利用検討委員会での検討の取りまとめのなかで、上部利用に必要な施設として通路の整備については、歩行者・自転車等の区民の日常的な利用に供すると共に、災害時には緊急車両の通行や防災活動を可能とする連続した通路の整備が求められるとしております。

3.11以降、災害対策が重要課題になっております。特に緊急車両の通行は、先ほども質問させて頂いた総合危険度で区内で1番危険とされている代沢5丁目地域も隣接する上部利用では極めて重要な通路であると認識いたします。

特に防火水利、また、行き止まり道路の整備を含めて、この上部利用整備にあわせて、地域全体の防災力を高める必要があります。

区長は今回の総括質疑の中で、環境に配慮し、また、防災に配慮した観点から上部利用を見直ししていきたいとのことであったとおもいます。

質問2、下北沢地域全体の総合的な防災力を高める上でも上部利用は極めて重要なものとおもいますが、災害に強い街づくりの観点からの区の考える上部利用についてご意見をいただきたい。

(2)環状7号線の横断橋について

世田谷代田駅周辺の上部利用についてですが、環状7号線を跨ぐ、鉄道上部は、赤堤通りと並行して、災害時には避難される方の緊急避難通路や自転車利用者の安全性の確保からも、極めて有効な通路と認識いたします。

質問3、先日、上島委員の質問でもありましたが、25年には地下に入る予定であり、その上から、一度、橋を撤去し、さらに、再度、橋を架けるようなことでは、効率性、近隣への工事迷惑にもなり、この環七の架橋については、もう、決着を出さないといけない時期に来ていると思います。保坂区長は、この件について、年度内にまとめていきたい、また、工事の進行に齟齬をきたさないように図っていきたいというような答弁であったかと思いますが、所管として、この件について、区長の答弁を受けての取り組みについてお聞かせください。

(2)井の頭線盛土利用について

井の頭盛土部の活用は昨年暮れに、小田急線の連立事業と合わせて、高架橋化工事を行うとのことで、今年、1月に京王電鉄との覚書を交わしました。

高架下の公共的利用について、私は、自転車駐輪場の設置などの提案をさせていただきました。しかし、この高架橋下工事は京王電鉄の自主事業で有ることから、連立事業のように、公租公課分はなく、公共的な利用の協議についての義務づけもありません。

しかし、今回覚書の中に、京王電鉄は高架下の公共的利用について協力し、内容について別途協議することという内容を盛り込んでおります。

地元では、自転車の駐輪場の他にも、図書館や世田谷区で不足している保育園などの公共施設の整備などの整備を求める声もあります。

質問1、高架下はどのくらいの規模で建築物が建てられる可能性がありますか。

また、京王電鉄は公共的利用について協力し、内容については別途協議するとのことでありますが、区民の意見をどのように反映し、事業者である京王と協議されるご予定でしょうか