9月22日に第3回定例会で一般質問に壇上にたちました。

質問は

1.就学援助制度について

2.新たな財源確保策について

3.障害児タイムケア事業について

以下、質問概要を掲載いたします。

質問通告に基づき順次質問いたします。

はじめに就学援助制度について質問いたします。

先日、中学生のお子様をもつ父兄よりご相談をいただきました。それは、お子様が、都立中学校に入学し、都立中学校で就学援助費を申請しようとしたところ、就学援助費の対象者は「世田谷区内在住で区市町村立小中学校に在籍するお子さんがいて、現在、生活保護を受けている、または経済的に就学が困難な家庭」が対象とのことで、都立中に在籍している生徒は対象外とのことでありました。どうして都立中学校生は対象にならないのか。都立中学校に対する就学援助費を世田谷区でも支援して欲しいとのことでありました。

そもそも、この就学援助制度は学校生活で必要な学用品その他を市町村がサポートする仕組みで新学期が始まってすぐ、小中学校で申請書が配布されます。この制度の裏付けとなっているのは、学校教育法で「経済的理由により就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない」(同法19条)とされております。

平成22年度現在、世田谷区では、就学援助を受けている区内小学生は3725人で認定率は11.8%、また、区内中学生は2143人で認定率は21.4%のことでありました。しかし、国立小学校、国立中学校、都立中学校に在籍している児童生徒はいずれも入り口の段階で対象から外されているのが現状でありました。

平成23年8月現在、都立中学校に通学している世田谷区の生徒を調べたところ、240人の生徒が通学しております。更に、国立小学校に通学している児童は653名、国立中学校は395名の生徒が通学していることがわかりました。この合計1288名の児童生徒においては、区立小中学校と同様に、学校教育法で定める経済的理由により就学困難と認められる状況においては、必要な援助は当然に受けられるべきであると思います。

23区での就学援助費支給状況を確認したところ、国立小中学校への就学援助を実施している区は23区中17区が実施しております。更に、都立中学校に就学援助を実施している区は23区中21区とのことで、実施していない区は世田谷区と目黒区の二区のみであります。

ここで質問いたします。

世田谷区においてもこの学校教育法の趣旨から国立小中学校、及び、都立中学校の児童生徒の保護者に対して、就学援助費の支給を速やかに始めるべきであると思いますが、区の見解をお聞きいたします。

 

次に、新たな財源確保策について質問いたします。

平成24年度予算編成においては、東日本大震災の影響やデフレ経済の影響により、歳入は大幅に減少し、来年度の予算編成は極めて厳しいものになると予想されます。今後、行政経営改革にしっかりと取り組んでいくことは当然でありますが、区みずからが、税外収入等の財源確保策を推進させていくことが必要であります。

今年度、世田谷区では、自動販売機の入札による設置場所拡大や、区有地の有料駐車場などへの活用、広告料収入などの更なる財源確保策を進めるとしております。また、ネーミングライツの手法では世田谷区立レンタサポートネーミングライツパートナー企業候補社と五年契約で年間約300万円のスポンサー契約を結ぶ予定であると聞いております。

現在、世田谷区では、公共施設の維持管理には、おおきな財政負担がかかっております。私は、その設備の維持管理費用の一部をネーミングライツや寄付などの手法でまかなうことができないものかとおもいます。

先日、新聞記事に名古屋市でのネーミングライツの記事がでておりました。名古屋市では今春から歩道橋にスポンサー企業の名前を付けるという事業に取り組んでいるとのことでありました。

更に、同市では市が管理する街路灯に企業名を掲示できるような募集を今年8月より開始したとのことであります。名古屋市で募集対象になる街路灯は約5万本あり、電気代だけでも年間約10億円かかるため、市は維持費を民間に少しでも助けてもらおうとのことでスタートしております。この事業は正式には街路灯パートナー事業として、企業から3年間分の電気代に相当する6万円を寄付していただき、3年間、街路灯の側面に企業名や団体名を掲示するとしておりました。

世田谷区では東京都の施策として現在行っている「思い出ベンチ」の世田谷版を検討していると聞きました。この事業は公園ベンチの維持管理・整備費の縮減を図る必要から都民の方よりベンチ一基当たり15万から20万円の寄付を頂き、ベンチにその方の名前や簡単なメッセージを掲載するもので、現在、井の頭公園や日比谷公園、上野動物園などに設置されており8年間で813基の寄付を頂いているとのことであります。

私はこの寄付による施設維持管理を公園ベンチ以外にも、名古屋市での街路灯の手法、更には緑道などの桜の樹木の保存管理のために寄付の手法をつかってはどうかと提案いたします。

また、広告料での収入確保においては、平成22年度の第1回定例会にて三軒茶屋の地下通路の広告掲載について質問しました。現在この通路の広告掲載については調整中ときいておりますが、今後もあらゆる手法を使い財源確保に務めることを要望いたします。

ここで3点質問いたします。

一点目に施設維持管理費用をねん出する上でネーミングライツの利用、例えば、区の橋や道路、公園などのネーミングライツの手法についての考えをお聞きいたします。

二点目に世田谷版思い出ベンチの寄付者募集の推進に合わせて、名古屋市で行われている街路灯の維持管理のための寄付、また、緑道の桜などの樹木保存の為の寄付等の手法についての区の見解をお聞かせください。

三点目に三軒茶屋の地下通路への広告掲載の進捗状況をお聞かせ願います。

 

最後に、障害児タイムケア事業についてお聞きいたします。

世田谷区では障害を持つ児童・生徒の放課後の活動の場として、また、家庭就労支援や一時的な休息のためにタイムケア事業を行っております。

区内の障害を持つ児童生徒の父兄からは、家から通えるところにタイムケア事業の施設を整備して欲しい、また、現在通所している事業所へいける回数を増やしてほしいとの要望を頂いております。

現在、世田谷区のタイムケア事業は5施設で定員は83ですが、152名の方が登録している状況であります。今後、更なる施設整備が望まれるところです。

現在、厚生労働省でタイムケア事業の見直しが行われております。来年の4月からは障害児放課後デイサービスという新制度に切り替わる予定と聞いております。世田谷区では現在、運営事業者に固定費プラス実績という形で運営費の支援がされておりますが、今後、新体制に移行した後、今までどおりに運営経費の支援があるのかどうか大変危惧しております。このことは国の詳細が決まらなければわかりませんが、今後とも世田谷区のタイムケア事業をしっかりと守っていただくことを要望いたします。

ここで2点質問いたします

一点目はタイムケア事業の更なる施設整備の拡充をもとめるものでありますが、今後、区としてどのように推進していくおつもりかお聞かせください。

二点目は来年度予定される制度改正に向けて、事業者に対する支援をどのように進めていくおつもりかお聞かせください。

以上で壇上からの質問を終わります。