本日、予算特別委員会(都市整備領域)で公明党より、杉田議員、平塚議員の後、質問の席にたちました。質問趣旨は①ホームドアについて②駅のバリアフリーについて③空き家等の有効活用について④小田急線連立事業について

以下質疑概要を掲載いたします。

25年度 決算委員会質問(都市整備) 原稿  高久 則男

 

【1】ホームドアについて質問します。

一昨年の決算特別委員会で質問させていただきましたが、改めて質問させていただきます。

ホームドアは高齢者や障害者のホームからの転落を防ぐうえからは、極めて有効とされております。

国土交通省の資料では自殺を除くホームにおける転落・接触事故は平成14年には113件でしたが、平成23年には209件と倍増しております。特に、視覚障害者の「2人に一人」がホームからの転落経験があり、駅のホームは「欄干のない橋」とまで言われております。

 

質問1.最初にお聞きいたしますが、世田谷区内で昨年1年間の、ホームにおける転落・接触事故は何件ぐらいあったのかわかりますか

 

自殺予防対策としてもホームドアの設置がきわめて有効と思います。

 

さて、現在、命を守る安全対策としてホームドアの設置が進んでおります。例えば、都営地下鉄では今年6月までに大江戸線の全38駅に設置され、すでに設置済の三田線の全27駅と合わせ、106駅中65駅で設置が完了する予定とのことであります。

しかし、国土交通省によると、ホームドアが設置されている駅は2012年9月現在、約9500の駅のうち、539駅(約6%弱)で、思うようにすすんでいないのが実態であります。

 

その理由としては一点目に技術的な課題、二点目に高額なコストの問題などの理由があげられます。

国においては、一昨年に「ホームドアの整備促進等に関する検討会」が設置され、中間とりまとめが発表になりました。

その取りまとめでは、利用者数1万人以上の駅では内方線付きの点状ブロック等の整備を可能な限り速やかに実施。また、利用者10万人以上の駅ではホームの状況等を踏まえ、ホームドアまたは、内方線付きジス規格対応の点状ブロックの整備を優先して速やかに実施と報告されております。

 

質問2 まず、世田谷区内の駅での、内方線付点状ブロックの設置状況はどうですか。

 

ホームドアの整備が進まない一点目の理由である技術的な問題ですが、

2月15日の朝日新聞の夕刊や3/12の日経新聞にもホームドアの記事がでておりました。朝日新聞には「動くホームドア発車目前」、「乗り入れ路線の安全策に弾み」とでておりました。これは今までの固定式のホームドアではなく、移動式のホームドアが可能になったとの記事で、この方式によってどのような車両にも対応し合わせることが可能となったとのことであります。

質問3.このような新しい技術によって課題が解決されると思いますが、その実現性について区としてどのように考えるかお聞きいたします。

 

二点目の理由は、ホームドアの設置については多額の経費はかかることであります。

 

一般的なホームドアの整備は国が3分の1、鉄道事業者が残り3分の2となっております。

23年度より東京都が自治体で初めてホームドアの整備促進のための補助スキームを計上しました。

このモデル事業として3年間のホームドアの設置事業が行われ、小田急、京王の新宿駅、それから、大井町線の大井町駅がモデル事業として行われています。このモデル事業では国が3分の1、鉄道事業者が3分の1、都、区がそれぞれ6分の1負担することになります。

 

東京都は、モデル実施を行い、平成26年度からは本格実施するのではないかとと思われますが、区としてその実施に向けての情報収集に努められるよう要望いたします。

 

また、世田谷区内では、10万人以上の乗降客数がある駅は、三軒茶屋駅、下北沢駅、二子玉川駅であります。是非ともこの3駅は最優先でホームドアの設置を各鉄道事業者に求めていただきたいと要望いたします。

 

質問4.特に地下化された下北沢駅には、先日視察させていただきましたが、地下ホームが完成したもののホームドアの設置ができておりません。今後、平成30年度までの連立工事がつづくことになりますが、是非とも、小田急電鉄側にホームドアの設置を働きかけていくことを求めるところでありますが、見解をお聞きいたします。

 

JR東日本の山手線でも2010年6月に恵比寿駅でホームドアが設置されたのを皮切りに、今年度、池袋駅、それから来年度は大塚駅や巣鴨駅など順次設置が進み、来年度中には11駅まで拡大する予定と聞いております。

 

質問5.JRはかなりスピード感を持ってとりくんでおります。小田急、東急、京王の各電鉄事業者にも積極的にホームドア設置を働きかけていただきたいとおもいますが、区として実現に向けた取り組みをお聞きいたします。

 

【2】駅のバリアフリーについて

ホームドアに関連して、次に駅のバリアフリー化についてお聞きいたします。

鉄道駅のバリアフリー化については2000年施行の「交通バリアフリー法」が突破口となり、それまでの鉄道事業者任せの取り組みから、国が責任をもって推進することとなり、全国の駅で拡大が進んできたところであります。

世田谷区においても、例えば、駅のエレベーターの設置については、下北沢駅の地下化を待って41駅すべてに設置が完了することになります。

これから、世田谷区では、バリアフリー推進の観点から、次なるエレベーターの設置を目指していく段階にあると思います。

 

質問5.たとえば、田園都市線の三軒茶屋駅には1箇所のエレベーターしかなく、三軒茶屋駅の246号線南側へのエレベーターの設置については、我が会派からも何回も議会で取り上げさせていただいております。その件については、駅南側のビルの建て替えの機会をとらえてとの答弁でありましたが、その後の取り組みはいかがでしょうか。

 

同様に下北沢駅の西口にある井の頭線改札については、今回の連立事業、関連事業にもエレベーターの設置工事は含まれるとのことは聞いておりません。是非、この工事期間中にエレベーターの整備ができるように京王電鉄に働きかけていただきたいと思います。併せて見解をお聞きいたします。

 

【3】世田谷区空き家・空き室・空き部屋の有効活用について

次に、世田谷区の空き家・空き室・空き部屋の有効活用について質問いたします。

平成20年の住宅・土地統計調査によりますと、世田谷区内には34,790戸の空き家・空き室・空き部屋が存在しております。今回、これらの地域資源を有効活用していこうとする世田谷区の取り組みには評価するものであり、また、期待させていただくものであります。

 

さて、世田谷区では第三次住宅整備方針において5つの重点プロジェクトを掲げ、その中で住宅資産活用プロジェクト・NPOと連携したホームシェア等の推進を掲げております。たとえば、高齢者の所有する空き家等を「地域共生の家」など地域交流の場、子育て支援や高齢者支援の福祉目的等に活用することを目標としております。

 

質問1.最初にお聞きいたします。空き家等活用の基本的な考え方はどういうものかお聞かせ願います。

 

具体的な地域に貢献する公益的活用としての事例では、オーナーの意思を尊重しながらマッチングさせて、市民団体やNPOによる「ホームシェア」や」「地域共生の家」や「家庭的保育事業」「障害者グループホーム」なども記載されております.

 

次に、論点を変えますが、

質問2.現在、世田谷区においては、住まいサポートセンターで高齢者・障害者・ひとり親家庭向けの居住支援制度を行っておりますが、なかなか十分に活用されている状況ではないと思いますが、住宅課としての認識はいかがでしょうか

 

住まいサポートセンターの居住支援の状況を見ても、まだまだ、福祉的な住宅施策は不足しているのが、世田谷区の現状であると思います。

 

世田谷区住宅委員会での議論の中においても、世田谷区に必要とされているのは、高齢者、障害者等のいわゆるセーフティネット住宅であるとされ、空き家等活用に最優先にセーフティネット対策を入れるべきとの意見がありました。私も同意見であり、オーナーの協力を得ながら、このような福祉的施策を含めて空き家活用されることは非常に重要と思います。

 

質問3.区長は、記者会見の中で、「空き家活用によって地域コミュニティの再生を図りたいというのが狙いだ」とおっしゃっておりますが、わたしは、地域コミニティの再生以上に高齢者、障害者、子育て世代の福祉的な空き家活用が、世田谷区にとっては必要ではないかと考えております。住宅課は今回の空き家活用についてどう考えているのかお聞きいたします。

 

 

質問4.しかし、今回の活用で想定される高齢者のシェアホームや障害者グループホームや家庭的保育事業などに空き家等を整備するには関係法令との関係をクリアする必要があります。

また、空き家を提供してくださるオーナー側としては、高齢者や障害者を受け入れることにリスクを感じるオーナーもおり、福祉的住宅への転換にはかなりハードルは高いと思います。

本当にこのような福祉的住宅をやろうとすると相当の困難さを伴うことが想定されますが、この困難を認識したうえで実施されるのでしょうか。

 

今回、空き家等地域貢献活用モデル事業助成として、上限200万円で合計600万円の予算措置を計上されました。結果的にコミィニティカフェ系の空き家活用だけになってしまったらせっかくの取り組みも半減してしまいます。しっかりと福祉の住宅活用ができるよう取り組んでいただきますように要望いたします。

 

質問5.国においても、空き家等の利活用として、平成24年度に住宅セーフティネット整備推進事業というものができました。

これは高齢者や障害者や低所得者などの方を入居等の条件として、空き家のある民間住宅の改修工事に要する費用の一部を国が直接補助する制度であります。

この制度は世田谷区では実績はかなり少ないと聞いておりますが、このような制度も世田谷区で活用できるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

 

国制度の活用、また、世田谷区での今回の新制度を活用しながら、高齢者、障害者、子育て世代の方々が安心して暮らし続けることが出来るような空き家活用を世田谷区としてさらに検討していただきたいとおもいます。

 

【4】小田急線連立事業

今月23日に小田急線地下化に伴い、9つの踏切がなくなり、長年の念願であった開かずの踏切が解消します。今までは、東北沢駅近くの補助26号線や茶沢通りや鎌倉通りなどは、朝や夕方はいつもしまったままで、多くの人や車はいらいらしながら待つか、環七を回るとかしていたのではないかと思います。

しかし、これからは、踏切を渡ることができるようになったわけであります。

質問1.今よりも、道路交通量がふえるのではないかと思いますが、交通シュミレーションはできておりますか。

梅ヶ丘以西の小田急線などでの今までの過去の事例などで、線路と交差する道路の交通通行量の想定はできておりますか

 

茶沢通りや東北沢の26号線などは今まで以上に交通量が増えることが懸念されます。

短期的には踏切周辺の整備がまず、優先されるとおもいます。

例えば、東北沢駅近くの補助26号線の踏切周辺の交通安全確保では、信号機や横断歩道などの整備も地元では要望されているようです。

質問2.9つの踏切周辺の交通安全対策をしっかりと取り組むことを求めるものでありますが、区の見解をお聞きいたします。