文教常任委員会視察2「インクルーシブ教育の推進について」

11日、視察2日目は大阪市の「インクルーシブ教育の推進について」学びました。

大阪市では「共に学び、共に育ち、共に生きる教育を推進する」視点に基づき、障がいのある児童生徒と障害のない児童生徒が共に学ぶインクルーシブ教育の推進に力を注いであります。
平成27年には教育委員会、教育センターの特別支援教育に関する機能を集約したインクルーシブ教育推進室を設置するとともに、特別支援教育サポーターなどの配置も行っております。
また、医療的ケアの必要な障がいのある児童生徒さんへの看護師配置では、現在40名の医療的ケアの必要な児童生徒さんには40名の看護師が対応しているとのことでありました。
学校の先生も医療ケアの研修を実施して、法的にできる支援を行っているとのことでした。

大阪市では市が所管する幼稚園、小中高の学校は全部で493校あるとのことですが、小学校289校に対し、特別支援学級は1293学級、中学校は130校に対して特別支援学級は500学級あるとのことです。

基本的には就学前の段階から地域の小学校校長が障害のある未就学児童と面談相談して、地域の学校が障害のある子も受け入れをしていくことが一般に行われております。障がいのある子どもの就学先を決める際には、本人、保護者の意向を尊重していることがわかりました。

子どもを学校教育全体で受け止め、障がいのあることも一人一人の教育ニーズに応じた支援がなされていることに大変感銘を受けました。

今後世田谷区のインクルーシブ教育の推進に役立てて参りたいと思います。