早期支援・家族支援ニーズ調査報告会

成城ホールで開催

本日、午後1時より成城にて「早期支援・家族支援ニーズ調査報告会」に参加してまいりました。 これは、厚生労働科学研究こころの健康科学事業として「思春期精神病理の疫学と早期介入方策に関する研究」班による報告会であります。東京都精神医学総合 研究所、NPO法人世田谷さくら会とともに企画されております。

報告会での調査では、統合失調症をはじめとする精神疾患について早期発見・早期支援が病気の経過を改善するのに重要 であるものの、現実は、精神疾患で苦しむ多くの人は、最初の治療や支援を受けるまでに長い時間(1年以上)かかっている現状の説明がありました。また、治 療に一度はつながったものの、治療が中断し、状態が再び悪化してしまうケースも少なくないとの調査報告で、本人、そして、家族(介護者)も大変な苦労を強 いられている状況でありました。

特別講演「イギリスの早期支援・家族支援現実の歩みと今後の課題」として、英国早期支援国家プロジェクト責任者のDR,スミスさんの講演はイギリスの早期支援に取り組み国家あげての政策で、大変、内容のある講演でありました。