台東区浅草橋にある「東京都盲ろう支援センター」に公明党世田谷区議団の代表で視察に行ってきました。
(このセンターは2009年に設立され、設立には中島都議会議員を始め公明党東京都議会議員が尽力されたと聞いております。)
盲ろう者とは視覚と聴覚の両方に障害のあるかたで、全国には14000人ほどいると推計されます。また、都内には少なくとも障害者手帳ベースでは840名程度おり、世田谷区でも少なくとも40名近くいるとのことでありますが、手帳を所持していない盲ろう者もおり、実態ベースではつかめていないようです。
盲ろう者では全く見えない聴こえない全盲ろうの状態から弱視難聴まで様々ではあり、盲ろうになる経緯も成人期以降になるケースが高いのことでした。
本日、お伺いした時には、盲ろう者の方々が学習会を実施しているところを見学させていただきました。
盲ろう者である東京大学の福島智教授は、「永遠に続く静かな夜の世界」に閉じ込められた私を救ったのは、母が考案した「指点字」という新たなコミュニケーション手段であり、それを用いて私に語りかけてくれた多くの友の存在だった。
あれからおよそ30年。私の手にどれほどの数の人たちが触れ、私の指にどれほど多くの言葉を綴ってくれたかわからない。もはや、夕日は見えず、モーツアルトは聞こえないけれど、心に届く輝きとハーモニーがある。
盲ろう者に手と指を使って「光」と「メロディー」を伝えてくれる人々の支援を私たちは待ち望んでいる。と、おっしゃられております。
このセンターはそういう意味で盲ろうの方に光とメロディーを伝える大事なセンターであることを学びました。